アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国にある、砂漠ホテルQas rAl Sarab Desert Resort。アブダビの政府系開発会社が投資して作った、リワ砂漠の真ん中にあるホテルです。ホテルの運営はアナンタラホテルなので安心できますね。
アブダビ市内やアブダビ国際空港から約200㎞、車で2時間ほどかかります。今回は現地の旅行会社に送迎を頼んで、片道が2万円ほど。タクシーでも普通に行ってくれるようだし、海外での運転が苦にならなければレンタカーっていう手段も。ただ、道中はひたすら砂漠で、どこで曲がるにも表示がちゃんとある訳ではないので、ナビは必須かもです。
ホテル入り口の門。
砂漠の中を走り続け、やっと到着。幹線道路から入ってホテルに続く道は、風が吹くと砂で隠されてしまいそう。長旅(とは言え、快適な車に乗っていただけ)の後にやっとホテルが見えてくると感動します。
周りは砂漠です。これは何もない方向を写真に撮ったのですが、普通は少し植物も生えています。
砂漠の中に突然現れる建物。
レセプション。
チェックインはロビーで着席して。ウェルカムドリンクはよく冷えたデーツジュースと、食べ放題のデーツ。(個人的にはデーツは甘すぎて好きじゃないんですが)
ロビー内はこんな感じ。アラブっぽいモザイク模様や鷹の木彫りが良い雰囲気を醸し出してますね。
ロビーから反対方向を見ると、窓の外に砂漠が広がります。このラクダのオブジェがかわいい。
部屋に向かいます。部屋までこんな景色を見ながら。ロビーから離れた場所にある部屋にはカートで送ってくれるようですよ。
こんな小さな広場があったり。雰囲気のある建物ですね。
部屋はこんな感じ。巨大ってことはないですが、十分なスペースがある部屋です。
バスタブもこの大きさ。バスタブが大きいとお湯ためるのに時間かかるんですよね。でも、こんな砂漠の中にあるのに、水をふんだんに使えるのはのはこの上ない贅沢。もちろん、無駄な水は使わない方が良いですが。
今回少しだけ奮発して、部屋のカテゴリーは下から3番目のテラス付きの部屋にしてみました。テラスの半分はこんな風に屋根の下にあり、砂漠が見渡せます。
そして、テラスのあと半分はこんな開放的な感じです。部屋よりテラスの方が広く、暑くなければこちらで過ごすのが気持ちよさそう。この時の滞在は5月。もうかなり暑くて、昼間はこちら側にはいられませんでした。天気が良ければ星もここで見えますね。砂漠の中で、周りに何もないから星が綺麗なのでは、と思われるかもしれませんが、曇りや砂嵐の日だと星は全く見えません。僕は砂漠の夜を何回か経験していますが、星が見えなかったことは2回ほどあります。(とってもきれいに見えたこともありますが)
夕方のロビーはこんな雰囲気。
夕方からホテルのSunset Camel Rideに参加しました。ラクダに乗って、夕日を眺めようツアー。でも、現実は曇りで綺麗な夕日は見えず、日が沈む時間は地面の上ですが。ラクダの案内人は民族衣装を着た地元の方。(基本ホテルのスタッフにUAEの方はまずいないので)いい雰囲気です。
砂漠の中を、ラクダに乗って夕日の絶景ポイントへ移動。
天気が悪かったので、夕日はこんな感じ。同行者と砂の上に座り、夕日を眺めます。大分涼しくなってきて、過ごしやすい。音もない砂漠の中で夕日を眺めるのは感動です。
ホテルに戻って夕飯。せっかく広いテラスがあるので、ルームサービスを頼んで、テラスでいただきました。
翌朝。砂漠の中なのに、プールがある贅沢。なんとプライベートプール付きのお部屋もありますよ。
スパにも行ってみました。これはスパの建物。
アナンタラのスパなので、楽しみです。おしぼりとお茶をいただいてからトリートメントルームへ移動。
各部屋が完全に個室。ベッド、ソファー、シャワーがついてます。担当はタイ人の女性の方でした。マッサージを一時間。至福の時間。
最後にプールサイドのカジュアルレストランでランチをいただいてからチェックアウト。
砂漠のど真ん中にこれだけの施設があるなんて、想像もできませんでした。やっぱりアブダビ政府のお金が入っているのかな。
見渡す限りの砂漠で無音。ちょっと怖くなりますが、日常とは全く離れた環境でリラックスできます。ここではのんびり砂漠を散歩したり、ロビーで読書したり、時にはプールで遊んだり、ひたすらのんびりするのが良さそうです。
ただ、冬(11月~3月位)に行かないと、暑くて行動はかなり制限されます。これは5月でしたが、暑くてプールには入れませんでした。(気温も水温もとても高い。プールの水温は30℃超えていたと思います)砂漠を歩けるのも、朝夕に限りますし。夏のオフシーズンは部屋代もかなり安くなるので、それを狙うのもありかもですが。
http://qasralsarab.anantara.com/
May 2011